歴史の人

日本という国の歴史を作って来た人々

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日本仏教の基礎を築いた僧 最澄

 

 

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最澄は、日本仏教における天台宗を開いた僧です。

最澄



最澄は、767年、近江国で生まれました。

19歳のとき東大寺受戒し僧となった最澄ですが、そのころの堕落した仏教から離れ比叡山登って修行します。


10年余りにわたる 比叡山での修行により最澄が見出したのは、鑑真が伝えた天台の教え「人間は総てが成仏できる」と言う一乗思想でした。


804年、最澄38歳のとき、遣唐使船で唐に向かいます、同じ船には空海もいました。


唐に渡った最澄は、中国仏教の宗派である天台宗の教えを学び、翌年、天台山に登り多くの経典を得て帰国します。


日本に戻った最澄は、桓武天皇の庇護のもと、当時の主流宗派の奈良南都六宗と並んで天台宗を開きます。


最澄の開いた天台宗比叡山延暦寺は、その後の日本仏教に多大な影響を与え続けます。

 

比叡山延暦で学んだ人たちの中には、後の日本仏教界を指導者が多く出ました。

 

浄土宗の法然浄土真宗親鸞臨済宗栄西曹洞宗道元日蓮宗日蓮、等々各宗派の開祖も比叡山の出身です。

最澄は死後、伝教大師の称号を贈られています。