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藤原清衡は、奥州藤原4代の初代です。
平安時代の奥州に、京にも勝る文化を約100
年にわたって開いた平泉藤原氏の初代です。
清衡は、前九年の役で滅亡した安倍氏の母と亘
理の権大夫という官職をなげうって安倍氏に帰属
した藤原経清の間に生まれました。
父経清の死後、母が前九年の役で敵対した出羽の清原氏の嫡男、清原武貞と再婚したことで清衡も清原清衡と名のります。
20年後、陸奥、出羽に勢力を伸ばした清原氏に内乱、後三年の役が勃発すると、清衡は源義家の力を借りて勝利します。
奥州全域の勢力権を得た清衡は、父の藤原姓に戻り藤原清衡と名乗り、平泉の地に政治文化の中心になる中尊寺を建設します。
藤原清衡(ふじわらのきよひら)
1056~1128年 享年73