歴史の人

日本という国の歴史を作って来た人々

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公家政権から武士主体政権に変転するなかを生き抜いた天皇 後白河

 

 

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後白河法皇は、第77代天皇です。

後白河法皇



29歳のとき、弟の近天皇の急死より天皇に即位します。


この皇位継承をめぐって兄の崇徳上皇と争った保元の乱に勝ち抜きましたが、その後平清盛の台頭をゆるします。


平清盛による平氏政権、そして平氏に変わった、源氏による鎌倉幕府設立という、公家から武士に政治勢力が変転する過程で、34年に渡り院政を行い朝廷を守りました。


平清盛木曽義仲源頼朝、などその都度の武士権力者から幾たびの幽閉や院政停止に追い込まれますがそのたびに復権します。


後白河法皇が出した追討令旨は、源氏追討を平氏に、 平家追討を源氏に、 木曽義仲追討を源頼朝に、 源頼朝追討を木曽義仲に、源頼朝追討を源義経に、 源義経追討を源頼朝に、奥州藤原氏追討を源頼朝に、 など、その時々の情勢で変転しています。


このようにしてその後の朝廷と武家の関係の基を
築きました。

 

後白河法皇(ごしらかわほうおう)
1127~1192年 享年66